需要と供給

家業を手伝っていて、ふと感じたので。

日本は豊かでモノが溢れている。そのせいもあって、都心で生活しているとモノがあって当たり前。基本的に消費者が有利な立場でいる為、消費者に選択権がある。

ただ、これって意外と当たり前ではない事なんだな~と。

とあるサービス業をしていますが、繁忙期はすべてが出払い、同業他社も同様の状態になる。消費者がサービスを受けようと選択権は自分にある感じで始めは問い合わせてくる。

消費者が「安いのでいいよ」というオーダーを出すのがほとんどで、こちらが価格が倍以上するこちらのタイプしかないことを伝えると消費者は「じゃあいいや、いらないよ。」となる。

その消費者は一旦お店を出て、同業他社に問い合わせてみて、どこも空きがない事を確認すると、またお店に戻ってきて手のひらを返したように「すいません。先程のでいいのでお願いします」となる。

その消費者自身、そうとう焦っている感じ。

消費者にとって今の環境がいいのかは別として、日本人はモノがない事に慣れていない。

通常の生活の中での需要と供給のバランスを当たり前、変化する事はないと思い込んでいるため、いざ目に見えない需要と供給のバランスが変化してもそれを認識できない。または認識までに時間がかかる。

その他の事もそうなのでしょうが、常識が常識でない事は世の中に溢れている。その辺りを再認識させられる出来事だった。固いか~

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